ごあいさつ
臨床看護師向け支援
研究支援の概要
Ⅰ.支援の対象と期間、支援内容のめやす
支援の対象 |
期間 |
支援内容 |
個人単位 |
6か月~1年 |
・個人で行う看護研究の執筆支援 ・卒後研修等での論文やレポートの執筆支援 ・学位授与機構へ提出する学士(看護学)の学習成果の執筆支援 など |
病棟・病院単位 |
6か月~1年 |
・研究方法についての講義や演習 ・看護研究グループごとの個別研究指導 ・研究発表会に対する講評 など |
Ⅱ.支援の方法:
講義・演習は直接行いますが,研究テーマごとの指導は直接指導の他,電話・メール・ZOOM等による通信指導を行います。
Ⅲ.到達目標:
研究論文執筆についての到達目標を、「病棟内の業務改善」、「院内発表」、「学会発表」、「商業誌への投稿」、「学会誌への投稿」からお選びください。
Ⅳ.支援可能な研究テーマ
基本的にどのようなテーマにも対応可能です。ただし、研究テーマとなりうるかどうかは、先行研究の多寡や、倫理的に許される研究内容かどうか、研究を行う看護師の職位、看護に生かせる結果が得られるかどうかなどで決まります。そのあたりのご相談もさせていただきます。ご遠慮なくご質問いただければと思います。
<過去に支援したテーマ(一部)>
・乳房切除患者の心理に関する研究 ・高次脳機能障害者の転倒要因に関する研究 ・皮膚消毒,臍処置の有効性に関する研究 ・沐浴剤を用いた清拭の効果に関する研究 ・筋力増強訓練の効果に関する研究 ・術後の疼痛に影響を及ぼす要因に関する研究 ・慢性関節リウマチ患者の病態と性格傾向との関連 ・虚血性心疾患患者の職場復帰を阻害する要因に関する研究 ・術後合併症のリスクファクターのエビデンス(文献研究) など。 |
支援サービスの種類と料金のめやす
1)支援サービスの種類
8つの看護研究支援サービスを提供しています。
<研究指導>
① 個人対象:1年間コース
② 個人対象:6か月コース
③ 病棟・病院対象:1年間コース
④ 病棟・病院対象:6か月コース
<講義・演習>
⑤ 看護研究講義(病棟・病院対象)
⑥ 看護研究講義(大学・短大・専門学校)
⑦ 論文検索・クリティーク演習(病棟・病院対象)
⑧ 統計処理・図表作成演習(病棟・病院対象)
2)支援サービスの種類(上記①~⑧)と料金のめやす
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対象 |
期間 |
教育内容 |
料金(めやす) |
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研究指導 |
個人(学位授与機構申請論文等を含む) |
①1年 |
研究計画の立案~論文完成まで |
50,000円 |
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②6か月 |
研究計画の立案まで |
30,000円 |
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病棟・病院単位 |
③1年 |
研究計画の立案~論文完成まで |
1テーマ 50,000円 |
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④6か月 |
研究計画の立案まで |
1テーマ 30,000円 |
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看護研究講義 |
⑤病棟・病院単位 |
ご相談に応じます |
「研究テーマの見つけ方」「テーマの絞り込み」「文献検索の方法」「研究計画の立案」「データ収集法」などから必要に応じた組合せで講義いたします。 |
60分 10,000円 |
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⑥大学・短大・専門学校 |
ご相談に応じます |
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演習 |
病棟・病院単位 |
⑦論文検索・クリティーク演習 |
60分 10,000円 |
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⑧統計処理・図表作成演習 |
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※お客様のニーズやご予算等に応じて、期間、内容、料金の調整が可能です。ぜひご相談ください。
研究指導(病棟・病院対象;1年コース)のイメージ
1)全体講義(初回)
研究が初めての方も多いと思います。大まかな研究の流れを示したのち、最も重要な、「研究テーマを見つける~研究計画の立案」に至るプロセスをていねいに説明します。
2)メール指導(随時)
「研究計画の立案」に向けて、講師が添削指導を行います。最初は「どんな研究がやりたいかを200字程度で書く」ところからスタート。研究がスムーズにいくためには、この部分が最も重要です。メールは随時受け付け、3日以内に添削して返送しています。論文の完成まで添削指導を行っています。
3)面接指導(1カ月に1回程度)
メールでは伝えきれないことを、面接指導します(遠隔地の場合はZOOMなども用います)。研究の過程で生じた疑問の解決や、モチベーションの維持などを目的としています。
テキストについて
お客様の指導に必要な場合、テキストを配布します(費用は指導料に含まれます)。テキストは、へるす出版「臨床看護」で連載した「看護研究の船出」および「看護研究の船出実践編」に基づきます。
「看護研究の船出」(2002年6月~2003年9月:全13回)
第01回 研究テーマの決定と問題の明確化
第02回 関連文献の検討
第03回 研究計画書の作成
第04回 データの収集Ⅰ:質問紙法
第05回 データの収集Ⅱ: 面接法
第06回 データの収集Ⅲ:観察法
第07回 データの収集Ⅳ:実験法
第08回 研究における倫理的配慮
第09回 データの分析Ⅰ:量的データの分析
第10回 データの分析Ⅱ:量的データの分析結果の表現
第11回 データの分析Ⅲ:質的データの分析
第12回 研究論文の作成
第13回 プレゼンテーションの技法
「看護研究の船出」(2004年12月~2006年5月:全14回)
第01回 研究環境を整えよう
第02回 知識の発展過程を理解しよう
第03回 「問題と目的」を書こう
第04回 「問題と目的」を批判的に検討しよう(その1)
第05回 「問題と目的」を批判的に検討しよう(その2) -実践研究の場合-
第06回 「問題と目的」を批判的に検討しよう(その3) -尺度作成の研究の場合-
第07回 研究計画を批判的に検討しよう(その1)
第08回 研究計画を批判的に点検しよう(その2)-面接法を用いた研究計画-
第09回 研究計画を批判的に点検しよう(その3)-観察法を用いた研究計画-
第10回 研究計画を批判的に点検しよう(その4)-質問紙法を用いた研究計画-
第11回 研究計画を批判的に点検しよう(その5)-実験法を用いた研究計画-
第12回 「結果・考察・結論」を書こう
第13回 「結果・考察」を批判的に検討しよう①
第14回 「結果・考察」を批判的に検討しよう②